ジンジャーチャイを飲んだ話

日常
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幼少期。両親に連れられインド料理屋へ行き、チャイを飲みました。

 

あの独特のシナモンスパイス(シナモン大のニガテ)が口に合わず、うえーとカップにリターン。それが私の初チャイ体験(略して初チャイ験)でした。

 

それから数十年。25歳の私は、母に連れられ再びチャイを飲むことに。

 

場所はジオグランテ梅田に構えるインド料理専門店「カンテ・グランテ」。

室内は「インドでございます」とばかりのヒンディー装飾。

 

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昼食後のため、カレー類は頼まず、ドリンクのみ注文。

チャイ以外を選びかけましたが、ふと、脳裏の「もうひとりの私」が忍び寄り声をかけてきたのです。

 

「オトナになったからもう飲めるんちゃいまっか?」

 

メニューに置いた人差し指が、自然に動き出し、気づけば「ジンジャーチャイ」の上に。私は自分の動作に驚きつつ、店員を見上げました。

 

「これ……ください」

 

飲めるの?と母親。

わからない、と私。時既に遅し。店員は彼方へ。

 

この選択をしたのには、違う自分からの声という以外にも理由があって。

最近よく「年齢を重ねるにつれ出来るようになること」の多さに実感するンです。

例えば、昔の私はホラーがニガテで、「ホ」という言葉を聞くだけで膝がガクガク震えてました(盛りましたスイマセン)

他には読書。活字恐ろしや芸人だった私が、電車通勤をきっかけに本を読み始めると「なんやオモロイがな!読書っていいものですね」となりました。

 

そんなわけでチャイを注文。

 

ジンジャーにしたのは私が大の生姜好きで、生姜要素があれば飲めるかなーという打算でございます。

 

しばらくお冷を口にしながら、母と談笑。

私のチャイ注文にいたく驚いたようで、話題は「私の苦手克服話へ」

 

「アンタ、小さい時は嫌いな食べ物も多いし、運動も苦手やし、みたいな感じやったけど、徐々に克服できて、今は筋トレしたりしてるもんええ」

「運動は好きやったよ、昔から」

「ドッチボールで常に逃げてたやん。はよガイヤ行きたい言うて泣いて」

「それはドッチってスポーツがイヤやっただけよ。ボールぶつけあう野蛮なスポーツ。はよ廃止したらええのに」

「争う系苦手やったよね」

「うん。あと球技は無理やったな。バトミントン以外」

「それ球技ちゃうくない?」

 

お待たせしました。

店員の言葉とともに、ジンジャーチャイが目の前に。

 

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生姜の香りを押しのけるようにシナモンスパイスが鼻に突き刺さる。

 

側に陶器の入れ物。

開けると多量の砂糖。

 

チャイに入れる?

入れたら、いくぶんかマシになるかな……

 

「いや、一回そのままで飲んでみよう」

 

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カップから放たれる湯気が、私の顔面を覆い天井へ流れていく。

口をつけると訪れるインド感。流し込み、喉の奥にながれるチャイ。

 

……美味しい。

 

「美味しいわ」

 

母に伝える。そうか、と微笑む母。

 

チャイ、美味いやん。

沈殿した生姜の粒を混ぜ、もう一口。イケる。

 

チャイ、イケる。

 

略して、チャイケル。

 

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以上、私の初チャイ験のお話でした。

 

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