ワンハリ公開記念!タランティーノの魅力

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最新作「ワンスアポンアタイムインハリウッド」公開を記念して、

今回はタランティーノ作品の魅力について紹介していきます!

 

  • タランティーノ作品を観るか悩んでいる
  • 彼の作品の楽しみ方がわからない。ちょっとニガテ……。

方におすすめです!

 

 

 

私とタランティーノの出会い

 

私が最初に観たタラ映画は、

デスプルーフグラインドハウス」。

 

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タランティーノ最高傑作との声も多い作品で、私も彼の作品群のなかで一番好きです。

 

本作ですっかり魅了されてしまった私は、その後、他の作品をDVDで鑑賞するのですが、

タラ映画独特の長いグダグダ会話や、とっちらかった印象の群像劇に対して「なんか……微妙」という感想でした。

 

デスプルーフも群像劇や長い会話はあるのですが、

上映時間が2時間未満とタイトだったことからそこまで気になりませんでした。

しかし、他の作品は2時間以上……一番長いので3時間近く(笑)

集中力が続かず、早送りして何とか観終わる状態でした。

 

そんな私が初めて映画館で観たのが「ヘイトフルエイト」。

本作で、私は「タラ映画は映画館で観ないといけないんだ!」ということを痛感します。

 

ゆったりとした会話劇や群像劇は、映画館という空間で観ると「退屈な時間」ではなく「贅沢な時間」として味わうことが出来たのです。

観終わった後、「映画を味わった」という気持ちが他のどの作品よりもひとしお感じられるのが、タランティーノ作品最大の魅力なのです。

 

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タランティーノは「10作作ったら映画を撮るのはやめる」と話していることから、ヘイトフルエイト以降は2作品しか映画館で見れないことになるので、「もっと早く気づけばよかったー!」という大後悔時代な私でございます(笑)

 

というわけで今公開のワンハリは絶対映画館で!観てください!

(テレビだとたぶん早送りします……汗)

 

魅力①:カタルシス溢れるラスト

 

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タラ映画はほとんどが「勧善懲悪」。

悪は「そこまでしなくても……」ってぐらいコテンパンにぶちのめされます。

 

それまで悪側の非道っぷりをさんざん見せられていた観客からすれば、

もう爽快感はハンパない。

 

この勧善懲悪路線が始まったのは、

監督4作目の「キルビル」以降。

 

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本作以降は主に復讐モノを撮る監督として知られるようになります。

 

「どうせ善が勝つってわかってたら、ハラハラしないんじゃない?」

そんな心配はご無用!

 

  • 善側の人間たち全てが生き残るかどうかはわからない。
  • 善が全て死んで悪も死ぬことだってありうる。

ので、めっちゃハラハラします。

 

魅力②:バックミュージックが最高

 

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タランティーノ選曲センスは抜群。

そして、その曲たちが最高に活きるような演出でさらにアガる!

 

例えば、監督2作目「パルプフィクション」のオープニング。

 

ファミレスでの男女の静かな会話が、徐々に緊張感を増し、

それがピークに達したところで、音楽がバーン!と流れ出し、クレジット。

 

曲のタイミング、そして場面ごとの曲選び。

レコードをかけながら脚本を書いているというタランティーノ。彼の演出の巧さが味わえる瞬間です。

 

魅力③:過去の映画たちを追体験出来るオマージュ

 

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タラ映画の楽しみ方のひとつとして挙げられるのが「オマージュを見つける」こと。

 

超映画ヲタのタランティーノは、さまざまな場面で過去の映画作品のオマージュをちりばめています。

 

映画ファンはそれを見つけるのが楽しみのひとつ。

「では、映画をそこまで観ない人は楽しめないのか?」というと、全くそんなことはないです。

 

ラッパーの宇多丸氏は「ヘイトフルエイト」の評論の際、こう話しています。

 

元ネタは知らなくたっていいんです。っていうか、知らない方がいいぐらい。っていうのは、こういうことです。かつて、たしかにこういう野蛮でパワフルでブッ飛んだ映画のあり方、楽しまれ方っていうのが確かにかつてあったんだ、というこの感覚をね、タランティーノの映画は元ネタを知らないはずの観客——たとえば知らない若い観客——も、「あっ、かつてこういう映画の楽しみ方が、ああ、たしかにあったんだ!」って思い出す。

元ネタを知らないのに<思い出す>感覚っていうか。これがタランティーノの作品の独特、かつ、すごいところだという風に私は思っておりまして。あるジャンルの映画を見るという体験。その感覚ごと蘇らせようとしている。そういう作品ばかり作っていると言える。サンプリングの果てに……サンプリングっていうのは言ってみれば、まあ偽物なわけですけど。偽物の集積の果てに、いつか本物の映画にタッチしようとする。そういう志に常に貫かれている。( 宇多丸、映画『ヘイトフル・エイト』を語る!by「週刊映画時評ムービーウォッチメン」2016年3月26日放送 より)

 

生まれてすらいなかった時代にトリップして映画を味わっている。

そうした未曾有の体験が味わえるのも、タラ映画の魅力です。

 

 

というわけで、以上、『タランティーノの魅力』でした!

 

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