【書評&体験談】武田友紀著「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本

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今回の記事は

・人の些細な言動が気になる
・先のことばかり考えて今を楽しめない
・自分に自信が持てない

方にオススメです!

どうもです。

みなさんは、「鈍感な人か繊細な人、どちらに該当する?」と聞かれたら、どう答えますか?

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おそらく、大なり小なり「繊細さ」を持ち合わせており、それに苦しんだ経験があるはず。

今回は、そんな「敏感に感じてしまう」ことに悩んだ方に向けた、武田友紀氏の名著「繊細さんの本」を、私の実体験を交えて紹介していきます!

感じる力が強い

職場や学校で言われた、ささいな一言。ささいな行動。

その場で聞くこともできず、言い返すこともできないまま、帰宅。

夜が更け、布団に入ると、その言動が想起される。

どうして、あの人はあんなことをしたんだろう?

自分が悪いのか?

ただ単なる憂さ晴らしか?

意図を考えすぎて、なかなか寝付けないまま、夜が明ける。

悶々とした意識のまま、当事者と再会するけど、当事者はその日のことは覚えていない。

友人に話すと「気にしすぎ」「忘れろ」と言われるが、なかなか切り離せない。

……こんな経験、ありませんか?

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私は山のようにあります(笑)

こうした、「感じる力が強い」性格は、相手の言動を深読みするあまり苦しむ反面、日常のささいな出来事にも幸せを見出すというプラスな側面もあります。

本書冒頭では、そのプラス面を大切にすることで、「つらい繊細さん」から「元気な繊細さん」へ変わることを推奨しています。

自分のまわりにある「いいもの」に気づき、深く味わう、まわりのものや人から嬉しさをもらって、身も心もふっくらする。

これが繊細さんの「感じる力」がもたらす「いいこと」なのです。

「誰かの笑顔やちょっとした優しさが嬉しいのなんて、当たり前だり思ってた」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、繊細な感覚を通して多くの喜びも感じて、あなたは生きているということを忘れないでください。

(本書P23より)

では、どうすれば「いいもの」に気づけるか?

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筆者は「痛みやストレスのない状況に身を置く」ことと語っています。

ストレス過多な状況では、まわりの「いいもの」を感じにくい、とのこと。

これ、正直、言うは易しですよね。

特に会社になってくると、自分の希望する部署や環境に行けるとも限らない。

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私自身、社会人1年目時代は「合わない部署」に配属され、かなり苦しみました。

「性格自体を変えなきゃなのかな?」と悩んでいました。

しかし筆者はこの対処法として、「変える」ではなく、自分のなかの繊細さんを「受け入れる」ことを提唱しています。

以降、繊細さんを受け入れていく方法について、筆者の考えが述べられていきます。

「意見がない」と言われる原因

社会人1年目時代。

「何も考えていないように見える」と上司に言われました。

その時の私の心境は「考えてるけど、周りの空気察して言わないだけなんだよな…」でした。

意見や反論の言葉が浮かんでも、周囲の顔色を伺い、みんなが同調してくれるような発言ばかりする。

結果、もやもやが残ったまま時間が過ぎる。

それはまるで、いろいろなおもちゃ(=意見)でいっぱいのガチャポンから、無理やり「正解」が入ったボールだけを取り出そうとするようなもの。

正解」ボールを取り出そうとするあまり、あるはずの他の意見が詰まって出てこなくなり、まるで「意見がない」ような気がしてしまうのです。

(本書P50より)

「その場では言えない」方は、終わった後、自分の意見を書き出し、友人などに話してみる。

そうすることで、「自分には意見がある」ことを認識してみましょう。

繊細さんが元気に生きるためには、この自動応答を切ることが必要です。

気づいたときにわずかでも踏みとどまって「私はどうしたいんだっけ?」と自分に問いかけ、対応するかどうか、また対応するならその方法を、自分で「選ぶ」ことが必要なのです。

(本書P53より)

耐えることで消える感性

いまだに「我慢」を美徳とする日本文化は根強いです。

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しかし!25年生きていて思うのは「耐える」選択肢はデメリットしかない、ということ。

辛い状況に陥った時の選択肢は二択です。

「逃げる」か「戦うか」か。

我慢することで、自分が消えていき、結果、自分の感性が失われていく。

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私自身、辛かった社会人1年目を耐えてしまったことで、当時まであった感性の一部が抜け落ちてしまいました。

具体的には、文章力や発想力。そして、楽しいことを感じる気持ちです。

いいものをめいっぱい感じるのも、嫌なものや痛いものを感じるのも、同じ「感覚」。

感覚を麻痺させるということは、「嫌なものや痛いものは感じにくくなるけれど、同時に、生きていく上での喜びやときめきも感じづらくなってしまう」ことなのです。

(本書P62より)

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コレ、対処法としてオススメなのは「きちんとキレる」こと。

繊細さんの多くは「怒る=悪」だと思っているはず。

自分のなかの倫理観だったり、周囲の目線を強く意識すると、たとえ相手の言動が理不尽であっても押し黙ってしまいます。

しかし、自分が潰れるぐらいなら、戦うべき。

周りからどう思われようと、あなた自信が潰されるよりはマシです。

といって、何でもかんでもキレてしまうとただの「注意人物」になるンで、このあたりのバランスも意識しつつ……ですが(汗)

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ここの「バランス」は、私の場合は、「淡々と反論→相手がキレる→相手がキレてるんだから私もキレる」にしています。

様々な考え方があると思うンで、自分なりの「キレる基準」を模索してみてください。

なんでこう感じないの?

なんでそんなヒドい言葉が出てくるんだろう?

そう思うこと、ありませんか?

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私はよくあります。

その度に、「なんでそんな風に言えるんですか?」と問います。

すると相手は「?」という表情。

そう、そこまでヒドいと感じていないんです。

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こういうこと、往々にしてありますよね(汗)

「相手も自分と同じように感じているはず」と思って非・繊細さんに接すると、思わぬすれ違いが生じ、誰も悪くないのに傷ついてしまうことがあるのです(本書P92より)

こういう場合、無理に問いただすと関係の悪化につながるので、「そうですか」と微笑んで離れるのがベストです(笑)

仕事でどーうしても関わらないといけない場合は、嫌われない程度に関わっておきましょう。

自分に「合う」環境を見つける

自分を分かってくれる場所があるだけで、人はものすごく落ち着きます。

私で言えば、家族、大学時代の友人、会社の同期、あとはツイッターで仲の良い映画仲間。

そこでは「素の自分」が遠慮なく出せる。

筆者は「合う環境」を見つける方法として、「本当の自分を出す」ことを提唱しています。

「表に出している自分」に合う人が集まってくる、というシンプルな事実です。つまり、「本当の自分」を抑えて殻をかぶっていると、その「殻」に合う人が集まってきてしまうのです。(本書P97より)

本当の自分を出すことで、「合う人」が集まってくる。

逆に「合わない人」は離れていく。

会社や学校でも同じです。

自分に合う会社に行く。自分に合う学校へ行く。

これが本来ベスト。

「嫌だな」と少しでも思ったら離れる。

もしくは、そこでは本当の自分を隠し、別の場所で「素の自分」を出して心の安定を保ちましょう。

落ち込みスパイラルから脱する

繊細さんは、一緒にいる相手の影響を受けやすい。

相手が楽しいと自分も楽しい!相手に余裕がなくなると自分も余裕をなくしてしまう。

そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

(本書P150より)

この経験もめちゃくちゃあります(笑)

仕事で内勤だったりすると、負のオーラを放った存在が隣にいたら、自分もだんだん落ち込んでいく。

「ため息ばっかつかないでよ」と注意したいけど、落ち込んでる人をさらに落ち込ませたくない……という意識から、なかなか相手に指摘できない。

結果、自分も落ち込んでいく。

この「落ち込みスパイラル」から脱するためには?

一番の解決法は「避ける」ですが、一緒にいざるを得ない関係の人であれば、「心をシャットダウンする」が良いんではないでしょうか。

コレも慣れや訓練を要しますが、とにかくその相手と接するときは機械になったつもりで感情を消す。離れた瞬間、感情復活。

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コレがベストかな〜、と個人的には思います。

繊細さんに合う仕事とは?

筆者は、気持ちよく働く繊細さんの共通項として、「自分が思ういいこと、いいものを仕事にしている」ことを挙げています。

繊細さんは感じる力が強く、良心的。

心の中の小さな違和感を「まあいっか」と流したり、なあなあにしたりすることができません。

「この商品、あってもなくてもいいよな」と思っていると、売るたびに嘘を付いているような気がしてストレスが溜まるのです。

(本書P181より)

ポイントなのは、「いいこと」はあくまで自分基準で考えること。

繊細さんは個人の世界観、個人の感性を持っています。

なので、周囲の意見だったり、他人の行動から判断するのでなく、自分の過去の体験や感じるものを基準にして、「いいこと」を探すのがベストです。

やる気と成果のトルネード

頑張っても成果が出ない。自信を失っていく。

この負のスパイラル。私は社会人生活で何度も陥りました。

とかく、「褒められた記憶」より「咎められた記憶」ばかりが脳にこびりつき、離れない。

そのため、「咎められたこと」すなわち「自分の苦手分野」を克服しようとするンですが、ヒトの欠点なんて数ヶ月で治せるものじゃない。

結果、克服することができず、「自分はダメなんだ」と落ち込む。

この場合、「苦手の克服よりも得意を活かす」ことを筆者は推奨しています。

得意なことは、自分に合っていること。

楽しいから自然と努力でき、自然ながんばりで結果を出せる。

結果が出るからさらにやる気が出て、自分から工夫を重ねる。

何度もやるうちに習熟し、もっと大きな成果につながる。

仕事で得意を活かし始めると、やる気と成果のトルネードが起こるのです。

(本書P190より)

まとめ:繊細さんが「幸せに活躍できる場所」

というわけで、「繊細さんが幸せに活躍できる場所」の条件は、以下3つ。

  1. 想い … やりたいこと、いいなと思えること
  2. 強み … 得意なこと
  3. 環境 … 職場環境や労働条件

この3つが揃った環境に身を置くことで、繊細さんは感性を損なうことなく、逆にその感性を活かして生きることができるわけです。

逆に、この3つを損なう環境からは、速攻逃げるべき。

前述したように、繊細さんは「我慢しがち」です。

しかし、その時は我慢できても、その時味わった心の傷は、数ヶ月後、数年後に心身を蝕んでいきます。

そうなる前に、すぐ逃げる。

みんなで逃げて、幸せな環境を探す旅に出かけましょう。

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というわけで以上、「繊細さんの本」レビューでした!

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