【書評】ナイツ塙「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」から考察する「読まれるブログの書き方」

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どうもです!

長らくブログから離れておりました、社畜ブロガーことT%でございます。

今回は、お笑い芸人・ナイツ塙氏がM-1について考察した名著「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」を通して、読まれるブログの書き方を考察していきます!

うまさより「強さ」

2018年のM-1グランプリ。優勝者は私と同世代の新鋭コンビ「霜降り明星」でした。

番組終了後、この判定を巡り議論が勃発。

曰く、「ネタのクオリティ、芸のうまさは格段に準優勝の和牛が上だった」とのこと。

筆者はこの主張に対し、「うまさで言えば和牛が上だった」と賛同しつつも、結果として霜降り明星に軍配が上がった理由をこう考察しています。

発想力でいえばジャルジャル、うまさで言えば和牛のほうが格段に上です。

でも、霜降り明星には、上手い下手だけでは語れない、芸人としての強さがありました。

本書P13より

強さ……。

なんちゅう曖昧な!と思われるかもしれませんが、これ、一理あるというか、思い当たる節けっこうあります。

例えば、漫画。私の大好きな「鬼滅の刃」は、絵に関しては正直上手いとは言い難い。「進撃の巨人」も然り。ストーリーも、万人ウケするものではない。

しかし、空前の大ヒット。

これもやはり、人々が「うまさ」ではなく「強さ」に惹かれた一例ではないでしょうか。

ブログもそうです。

例えば私の愛読している有名ブログ「ヒトデブログ」。

正直、構成や文章がものすごく上手いわけではありません。しかしなぜか惹かれてしまう。

それは、ヒトデさんの「とにかくこれを伝えたいんだ!」という強烈な想いが読者に伝わってくるからではないでしょうか。

逆に「たいして伝えたくないけど書いている」みたいな記事は、どれだけ文章や構成が良くても惹かれなかったりします。

私自身、アクセスを増やしたい!という目的でトレンドモノをテーマに記事を書いたことがありましたが、自分がノってないまま書いてしまい、結果、アクセスも伸びず終幕したことがあります(汗)

スキルではなく「熱量」こそ、受け手の心臓をぶっ刺す最大要因なのではないでしょうか。

練習しないほうがウケる

M-1の決勝が近づいてくると、僕らはよくよく「今年の〇〇は仕上がってんな」みたいな言い方をします。

中川家は、その表現をものすごく嫌います。「仕上がるってなんやねん」と。

(中略)

実際、中川家は、練習し過ぎないようにしているようです。僕もそこは同意見ですね。

というのも、ネタ合わせしないでやったネタのほうが、本番で断然ウケるんです。

本書P28より

これ、ブログにも当てはまると思っておりまして……。

事前に練りまくった記事よりも、勢い重視で書いて後から微修正した記事のほうが、読者からの反応が良かったりするんですよね。

例えば、映画「プラダをきた悪魔」で感じた怒りをそのままぶつけたこちらの記事。

鑑賞後、その時の想いをそのままぶつけた記事で、構成もクソもない内容なンですが、公開後、ツイッターにて読者から多くのいいねやRTをいただき、PV数をかなり稼ぐことになりました。

もちろん、「練るべき記事」も存在はしますが(例えばビジネス系など)、こうした「その時の熱量を重視すべき記事」も多く存在すると思ったりしています。

最初は不思議だったのですが、だんだんその理由がわかってきました。

練習しなくてもいいネタは、ネタそのものがおもしろいし、そもそも自分たちに合っているんです。

逆に練習しなければならないネタは、ネタがつまらないか、自分たちに向いていないんです。

それに気づいてからは、練習しなくても成立しそうなネタを考えるようになっていきました。

本書P29より

最後に問われるのは「人としての魅力」

どこの職場でも「すごい人」っていますよね。

めちゃくちゃ信頼されていて、めちゃくちゃ仕事ができる人。

そういう人で、いわゆる「嫌な人」を、見たことがありません。

ブロガーも然りで、秀でたブロガーは記事もさることながら、その人自身も魅力的。

いや、ともすれば逆のサイクルなのかもしれません。つまり、その人自身が魅力的だからこそ、記事も魅力的になる。

筆者は漫才においても、最強の武器はネタ以上に「人間性」であると語っています。

落語会のレジェンドと言っていいでしょう、かつて古今亭志ん生という破天荒な噺家がいました。呑んべえだった志ん生は、ほろ酔い状態で高座に上がり、座布団の上で居眠りしてしまったことがありました。

それでも客席は「寝かせといてあげようよ」という雰囲気になったそうです。

お客さんが嬉しそうに微笑んでいる様子が目に浮かびます。

(中略)

ネタでもない。話す技術でもない。志ん生は、存在そのものが落語でした。もっと言えば、ボケだった。

そこまで到達したら究極だと思うのです。

本書P71より

好きなことを夢中になって語る、それだけでチャーミング

筆者は、お笑いコンビ・中川家の「電車ネタ」を例にとり、好きなことを語るチャーミングさを考察しています。

中川家のネタには、よく電車のシーンが出てきますよね。

発車するときのアナウンスや、電車が走る音などのモノマネも抜群にうまい。

電車ネタは、中川家の鉄板ネタです。二人が電車が大好きだからです。

僕らがこれまでよく噛んでいたのは、要は、借り物だったからなんでしょうね。オリジナルなスタイルではないのにオリジナルな振りをし、そう思ってもないのにそう思っている振りをしてしゃべっていた。

だから、いつまで経っても言葉が体に馴染まず、つっかえたり、上滑りしていた。

落語ではネタが体に染み込み、登場人物が勝手にしゃべり出すような感覚になることを「腹に入る」と表現しますが、要は、ネタが腹に入っていなかったのです。

本書P95より

以降、筆者は、自分の好きなことである「野球」をネタに入れたところ、流暢に話すことができ、場内は大ウケしたそうです。

T%
T%

コレ、前述した「うまさより強さ」にも通じる姿勢ですよね。

私がブログを始めた当初、「うまく書かないと」「読者が気に入る内容を書かないと」という考えが脳内に渦巻き、結果、熱量の低い中途半端な記事が仕上がる……ということが往々にしてありました。

しかし、その枷を捨て、「好きなことを好きなように書く」スタンスに変えたところ、驚くほど筆が進みました。

よく、「悩むなら行動」って言いますけど、それと同じですよね。

ぐるぐる考えていても埒が明かない!そんな時はとりあえずやる。やってみて、失敗したら反省して、次に活かせばいい。

ことブログにおいては、失敗したところで誰にも迷惑なんてかけないんですから、ガンガン失敗すりゃいいんです!

そして、失敗を怖じず、「好き」を発信し続ける姿勢は、総じて魅力的に映る、と私は思います。

……というわけで以上、ナイツ塙「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」から考察する「読まれるブログの書き方」でした!

いやー……長期間ブログを書いてなかったせいか、かなりぐちゃっとした文章と構成になってしまいました。やはり継続していかねばダメですね……(汗)

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